平成30年度 技術士一次試験 衛生工学部門択一(18)騒音と健康影響
こんにちは。技術士(機械)の古賀恭一郎です。
平成30年度 技術士一次試験 衛生工学部門択一問題の解答解説です。
技術士一次試験だけでなく、JABEE認定大学の該当学科の皆さんにも活用できる内容になっていると思います。
お役に立てれば幸いです。
JABEE |一般社団法人 日本技術者教育認定機構|世界で通用する技術者」になるための学びが、ここに。
から引用
技術者を育成する教育プログラムを「技術者に必要な知識と能力」「社会の要求水準」などの観点から審査し、認定する非政府系組織です。“教育プログラム”は認定の対象とする教育の主体のことで、通常、工学・農学・理学系の学科あるいは学科内のコースに対応します。
中略
- 認定プログラムの修了生は、国家資格である技術士の第一次試験が免除されます。
https://archilink.jp/heterogeneous-applications
衛生工学部門の勉強のため、択一問題の解答解説をまとめていきます。間違いがあればご指摘いただけると幸いです。
問題18 騒音と健康影響に関する次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。
① ヒトの聴力は一般的に20歳前後が最も良く、加齢によって,高い周波数 (8,000Hz付近)から次第に低い周波数域に聴力の低下がみられる。
② 騒音による健康影響は,年齢や生活習慣,生活・活動環境などによる複合的な騒音曝露の影響と考えられる。
③ 大きく,高い音に一時的に曝露されていると,聴力は一時的に低下する。これを一過性聴力閾値上昇(TTS)という。
④ 騒音性難聴の初期の特徴は,通常,低い周波数(250Hz付近)での聴力低下と耳鳴り等である。
⑤ 騒音に係る環境基準では,地域類型別,道路に面しない地区と道路に面する地区に区分し決められている。
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技術士会の正答は、④でした。
(浦野耳鼻咽喉科医院HPより)の症状解説より、4kHzに特徴的な聴力低下が認められるということで高周波数域ですね。
騒音の元で長時間就労する場合には、耳栓による予防が有効ということですので、多少おっくうでも、つけるように心掛けていきたいですね。
一次試験は、とにかく過去問を繰り返し解くことが、合格への近道です。
頑張ってください。