古賀恭一郎の日記

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令和元年度 技術士二次試験 総合技術監理部門択一(13)人事評価

こんにちは、技術士(機械)の古賀恭一郎です。

  

問題13 人事評価に関し,様々なバイアスに起因する評価誤差の問題があると言われている。これに関する次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。
 
① ある人に1つ優れた点があると,ほかの点も優れて見えてしまうことがある。これを防ぐため,評価者は被評価者に対する先入観を捨てること,事実に基づく評価を行うこと等が重要である。
② 評価者が被評価者には悪い点をつけたくない,被評価者からよく思われたいと考える場合等には,実際以上に高く評価してしまいがちである。これを防ぐため,評価者は具体的事実や評価要素に沿った評価を行い,私的感情の除去に努めること等が重要である。
③ 被評価者に対して冷静な分析がなされていない場合や評価基準があいまいである場合には,評価が標準レベルに集中する傾向がある。これを防ぐため,組織は評価者に対して人事評価の目的,仕組み,評価要素,評価の方法等を徹底すること等が重要である。
④ 各評価項目について,評価者が自身で被評価者の業務を行ったとした場合の想定される実績と被評価者の実際の実績との対比に基づく評価を行うことにより,評価誤差の低減に貢献できる。
⑤ 多面評価は,直接の上司だけでなく同僚,後輩,一緒に仕事をした他部門の社員,顧客等からの評価を考慮することであり,評価誤差の低減に貢献できる。
 
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技術士会の正答は、④でした。④と回答しました。
人事評価は公正であり、客観性があり、透明性があることが求められます。
① ハロー効果ですね。「経験から学ぶ人的資源管理」のP141に記載あり。客観的な記述が続くため、適切と考えます。
② 寛大化傾向ですね。「経験から学ぶ人的資源管理」のP143に記載あり。①と同じく、客観的な記述が続くため、適切と考えます。
③ 一部が中心化傾向ですね。経験から学ぶ人的資源管理」のP143に記載あり。適切です。
④ 対比誤差ですね。「経験から学ぶ人的資源管理」のP142に記載あり。ただし、誤差は減らないため、不適切です。
⑤ 適切です。「経験から学ぶ人的資源管理」のP144に記載あり。適切です。