こんにちは、技術士(機械)の古賀恭一郎です。
問題20 生体認証に関する次の記述のうち最も不適切なものはどれか。
① 生体認証は,身体の形状に基づく身体的特徴や,行動特性に基づく行動的特徴を用いて認証を行う。
② 生体認証は,パスワードの文字数や文字種のような認証強度に関するパラメータが存在しないため,運用者がシステム全体の目的にあわせて安全性と利便性のバランスを調整することができない。
③ 生体認証では,誤って他人を受け入れる可能性と,誤って本人を拒否する可能性とを完全に無くすことはできない
④ 生体認証は,パスワードなどのように忘れてしまったり,ICカードなどのように無くしてしまったりすることがなく,利用者にとって利便性の高い本人確認方法である。
⑤ 生体認証は,銀行のATMや空港の出入国管理システムなど,様々な分野で実用化されている。
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技術士会の正答は、②でした。行動的特徴はできないと思い①と回答しましたが、おそらく間違いですね。
生体認証導入・運用の手引き(IPA)https://www.ipa.go.jp/files/000024404.pdf
① 適切ですね。上記URLP4より、生体認証には、身体的特徴と行動的特徴を備えたものがあります。
② 不適切ですね。上記URLP4より、調整可能とあります。
③ 適切ですね。上記URLP5に、同じ記載があります。
④ 適切ですね。上記URLP4に、同じ記載があります。
⑤ 適切ですね。上記URLに銀行の例が、
自動化ゲートの運用について(お知らせ)(法務省)http://www.moj.go.jp/nyuukokukanri/kouhou/nyuukokukanri01_00111.htmlに空港の例が記載されています。