古賀恭一郎の日記

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【新聞ネタ】40年超えた東海第2原発 劣化考慮し検査徹底

日経新聞12/6電子版記事より
 
東日本大震災後ほとんどの原発が安全審査を理由に停止しております。今回、運転開始から40年超の原子力発電所の延長申請されていますが、その件についてブログに起こしてみました。
旧型の機械設備を点検しながら使い続けている施設などもありますが、旧型機は現在の常識が通用しないところがあり、この記事にも学ぶところが多いと思ってます。
 
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投資を有効に進めていく社会情勢の中、今ある設備を使い続けていくことは、理にかなっていると考えています。
こういった設備を長く使い続けるということを、長期的な視点で考えていくことが、総監技術士に求められていると考えています。
 
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総合技術監理の目線で整理してみたいと思います。
 
【安全管理】
 安全管理が最優先されるべきだと考えています。古いということは、バスタブ曲線によって、経年劣化などによる事故が懸念されます。そのため、点検項目・基準は従来よりも厳しくし、場合によっては廃炉も検討すべきと考えます。
 
【経済性管理】
 再審査にかかる費用と再稼働による回収費用のバランスも重要になると考えられます。廃炉は必ず訪れますが、いつ廃炉にするかの判断にコスト評価は欠かせないと考えられます。
ただし、安全審査は絶対ですので、審査に耐えられない炉は廃炉とした方が良いと考えます。
 
【人的資源管理】 【情報管理】
 旧型機の運用には、他の炉には通用しないノウハウや暗黙知が存在している懸念があります。それらを熟練者から若手に受け渡していく技術伝承が必要と考えられます。これにはOJTが有効だと考えます。
 
【社会環境管理】
 廃炉には、放射性廃棄物が大量に出ることになります。これらの廃棄場所の選定は重要な課題と考えられます。また、通常の廃棄物もきちんと管理して、周囲環境への影響を最小限にする取り組みが求められると考えます。
 
※注意! 
私古賀はまだ総合技術監理部門の受験生ですので、本見解は的外れの可能性があります。そのつもりで読んでいただけると幸いです。