古賀恭一郎の日記

現在URL変更に伴い、「Not Found」ページが表示される可能性があります。お手数ですが、TOPに表示されている「古賀恭一郎の日記」をクリックしていただき、必要なページを探していただきますようお願い申し上げます。

平成29年度 技術士二次試験 総合技術監理部門択一(40)ライフサイクルアセスメント(LCA)及び環境適合設計(DfE)

こんにちは、技術士(機械)の古賀恭一郎です。

 

 
問題40 ライフサイクルアセスメント(LCA)、及び環境適合設計(DfE)に関する次の(ア)~(オ)の記述のうち、適切なものと不適切なものの組合せとして最も適切なものはどれか。
(ア) LCAの原則及び枠組みに関する国際規格としてISO規格があり、これを基に、同じ技術的内容がJISとして定められている。
(イ) LCAでインベントリ分析を行う際の代表的な手法としては産業連関法と積み上げ法があるが、 ISO規格においては産業連関法を基礎としている。
(ウ) ISO規格に沿ってLCAを行う場合、調査結果の用途については、インベントリ分析やそこで得られた結果の評価の後に、結果の解釈において設定される。
(エ) DfEの普及の主な背景の1つとして、 CO2や有害物質の排出抑制に係る、いわゆるエンドオブパイプ管理の重要性と高い効果が着目されたことが挙げられる。
(オ)国連環境計画(UNEP)が策定したDfEに関するマニュアルでは、 DfEを進める際の段階として、フォローアップ活動の確立を含め7つのステップが示されている。

f:id:kyoichirhokogajpemecha:20190126121921p:plain

~~~~~~~~~~
技術士会の正答は、③でした。
(イ)青本6-5-2より、積み上げ法が基礎であると記述がありますので不適切ですね。
(ウ)http://www.meti.go.jp/policy/recycle/main/3r_policy/policy/pdf/text_2_3_a.pdfによると、①目的及び調査範囲の設定の際に調査結果の用途を設定するとありますので不適切ですね。
(エ)http://www.eic.or.jp/ecoterm/?act=view&serial=4249エンドオブパイプは排出基準のことを指してますが、DfE(環境適合設計)は、環境負荷の少ない製品の開発・設計に関わる活動を意味する。(青本より)とありますので、内容が一致しません。よって不適切ですね。