古賀恭一郎の日記

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【新聞ネタ】「衰える工場」品質不正招く 設備・人材へ投資後回し 海外優先、現場にしわ寄せ

日経新聞11/11朝刊の記事より
 
今年話題の多かった品質不正に関する話題についてブログに起こしてみました。
口頭試験でも出る可能性もありますので、いっしょに考えてみませんか?
 
記事の中ではSUBARUやKYB、日産自動車などの共通点として、設備の老朽化と人手不足について述べられています。
海外に比べて国内への投資額が少なく、既存設備を改修しつづけ、使っており、保管場所や品質試験条件を整えることが難しくなっているとのことです。
また、海外工場と比較され、国内よりも海外の方が生産効率が高いと判断されると、海外へ生産量がシフトし、人員の異動などが発生することも不正の温床となったと記事は書いています。
こういった事態にならないよう、長期的な視点で継続可能な組織作りを進めていくことが、総監技術士に求められていると考えています。
 
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今後、確実に労働人口が低下していき、作業者の賃金が上昇していく、わが国においては、「衰える工場」というキーワードは他人事とは思えません。
この点を、総合技術監理の目線で整理してみたいと思います。
 
【経済性管理】
 品質不正は、公共の安全や環境の保全などが確保できないため、決して行ってはなりません。公益確保)
 そのためにも、品質管理を行い一定のレベルを満足するようにします。また、設備管理も行い、老朽化、劣化した設備などの改修、置き換えなどを進める必要があると考えます。
この際、設備投資計画に織り込むようにします。(ただ、その投資が国内に向けることは難しいですね。)
 品質不正を行えないように、不定期に監査を行うことなどが効果的と考えます。
 
【人的資源管理】
 不正を行うのは、人間ですから倫理教育を行うことは一定の効果があると考えます。ただし、不正を行った社員であっても倫理感がまったく無かったわけでは無いと思われますので、【経済性管理】で書いたように、「不正を行えない」よう対策することが必要だと考えます。
 
【情報管理】
 不正に関する情報が品質担当役員に集まるよう、システム化します。場合によっては、直接報告を受けるようにしても良いと思います。
 
【安全管理】
 とくに思いつきません。
 
【社会環境管理】
 とくに思いつきません。
 
 
※注意! 
私古賀はまだ総合技術監理部門の受験生ですので、本見解は的外れの可能性があります。そのつもりで読んでいただけると幸いです。