古賀恭一郎の日記

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平成29年度 技術士二次試験 総合技術監理部門択一(36)地球温暖化対策

こんにちは、技術士(機械)の古賀恭一郎です。

  

問題36 地球温暖化対策に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。なお、二国間クレジット制度は二国間オフセット・クレジット制度と呼ばれることもある。
平成28年版のいわゆる環境白書によると、日本の2014年度の温室効果ガス総排出量は、2005年度の総排出量に比べて増加し、1990年度の総排出量に比べて減少している。
② パリ協定では、「世界的な平均気温上昇を、産業革命以前に比べて1.5℃より十分低く保つこと」を目標にしている。
③ パリ協定では、すべての国が5年ごとにいわゆる削減目標を提出・更新する仕組み、及び先進国の適応計画プロセスや行動の実施を規定している。
④ 我が国の地球温暖化対策計画では、温室効果ガスの排出抑制・吸収に関する中期目標として、2030年度において、1990年度比40%減の水準とすることとしている。
⑤ 我が国の二国間クレジット制度は、途上国への温室効果ガス削減技術等の普及や対策実施を通じ、実現した温室効果ガス排出削減・吸収への日本の貢献を定量的に評価するとともに、日本の削減目標の達成に活用する制度である。
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技術士会の正答は、⑤でした。
①CO2換算量でいくと、13億700万トン(2016年)、13億7,900万トン(2005年)12億7,200万トン(1990年)
 
②世界の平均気温上昇を産業革命以前に比べて2℃より十分低く保ち、1.5℃に抑える努力をする。(http://www.enecho.meti.go.jp/about/special/tokushu/ondankashoene/pariskyotei.html)より
ですので、不適切ですね。
 
③②のURLより、
途上国を含む全ての参加国と地域に、2020年以降の「温室効果ガス削減・抑制目標」を定めることを求めています。加えて、長期的な「低排出発展戦略」を作成し、提出するよう努力すべきであることも規定されています。
とありますので、5年毎の提出・更新などありませんね。
 
④②のURLより、
2030年度の温室効果ガスの排出を2013年度の水準から26%削減することが目標として定められました。
ですので、異なりますね。1990年比ですと18%の削減です。
40%の削減はEUの目標ですね。