古賀恭一郎の日記

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平成28年度 技術士二次試験 総合技術監理部門択一(36)日本のエネルギー問題

こんにちは、技術士(機械)の古賀恭一郎です。

 

平成28年技術士二次試験 総合技術監理部門択一問題の解答解説です。
 
問題36 日本のエネルギー問題に関する次の(ア)~(エ)の記述のうち,適切なものの数はどれか。
 
(ア) 日本は2004年末まで世界最大の太陽光発電導入国だったが,急速に導入量を増加させたドイツに首位を奪われた結果,2013年末において,太陽光発電の累積導入量で世界第2位となっている。 
(イ) 東日本大震災後の原子力発電所の稼働停止により,電力の化石燃料依存度は2013年度には約9割となり, 2010年度の約6割から大きく上昇した。
(ウ) 将来の有望な二次エネルギーである水素について, 2013年から水素ステーションの先行整備が開始され,翌年には世界に先駆けて燃料電池自動車の市販が開始された。 
(エ) 太陽光発電により発電された電気を対象として一定の価格で電力会社が買い取る「固定価格買取制度」が日本でも2012年7月から開始され,2014年度からは風力,バイオマス等の全ての再生可能エネルギーにより発電された電気に拡充された。
 
① 0
② 1
③ 2
④ 3
⑤ 4
~~~~~~~~~~
技術士会の正答は、でした。
この問題と正答が一致しませんでした。
技術士会は、問題についての問い合わせを一切受け付けないと宣言してますので、問い合わせることもできず、答えもふわふわしており、申し訳ございません。
(ア)不適切です。
リンク先の図4.10より、2013年ではドイツ、中国、イタリアに2014年ではドイツ、中国に敗れてます。
(イ)不適切です。エネルギー白書2018の集計結果から、2010年の化石燃料割合や依存度は8割程度あります。
https://www.enecho.meti.go.jp/about/whitepaper/2018html/2-1-1.html【第211-3-1】一次エネルギー国内供給の推移
(ウ)適切です。
9枚目のスライド参照。
(エ)不適切です。エネルギー白書2013にて、2012年7月太陽光・風力・水力・地熱・バイオマス開始と記載があります。
太陽光の余剰電力買取制度(2009年~2012年)は固定価格買取制度の前身ですが、こちらと混同させようとしたのでしょうか?