平成30年度 技術士二次試験 総合技術監理部門択一(5)サプライチェーンマネジメント(SCM)
こんにちは、技術士(機械)の古賀恭一郎です。
平成30年度技術士二次試験総合技術監理部門を受験しました。
結果は不合格でしたが自分のためにも、択一問題の解答と解説をまとめておきます。
皆様のお役に立てれば幸いです。
問題5:原材料の段階から製品やサービスが消費者の手に届くまで,複数の企業からなるサプライチェーンを考える。サプライチェーンマネジメント(SCM)に関する次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。なお,用語の意味・同義語は下表のとおりとする。
ブルウィップ効果:ある製品に対するサプライチェーンにおいて,各企業がそれぞれ需要を予測しながら発注していく場合,川下から川上に段階がさかのぼるにしたがい,需要予測量の変動が増幅していく現象
パートナー企業:サプライチェーンに参加する企業
TOC:制約条件の理論
① SCMを適用する前のサプライチェーンでは,パートナー企業聞にブルウィップ効果が現れることがある。
② SCMは,顧客や市場の変化に対しパートナー企業間でICTなどによる情報共有によって迅速に対応しようとする供給連鎖のビジネスモデルとして出現した。
③ SCMで,パートナー企業間で需要や在庫の情報を共有することによって,ブルウイップ効果の減少が期待される。
④ SCMでは,全体最適化のためTOCを適用し,サプライチェーン全体のほとんどの在庫を川下の最終消費者に近いパートナー企業に集めることが推奨される。
⑤ 企業あるいはサプライチェーンを取り巻く環境は変化していることから,SCMは環境変化に合わせて変化させていくことが重要である。
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技術士会の正答は、④でした。
青本より、ボトルネック工程の直前の工程との間にバッファを設ける。
とありますので、在庫はボトルネック工程の直前におくのが良いですね。